2020年に転職した人の数は319万人に登ります。
この319万人は転職市場の一部になるので、全体数は更に多い数となります。
転職した人以外にどういう人がいるかというと、以下があげられます。
・中途採用面接の選考に落ちた人
・転職に踏みとどまっている人
・転職そのものを誰かに反対されている人
中途採用における転職サイトの月間利用者数は、1位~3位のサイト月間ユーザー数だけで2,500万人を超えるのです。
この数字だけでも転職に踏みとどまっている人は数多くいることがわかります。そこで弊社が転職における考え方をお伝えします。
<目次>
1 転職を迷う理由
2 転職の考え方
3 転職の軸がない場合
4 年代別の転職の考え方
5 まとめ
6 転職を考えている方へ
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1. 転職を迷う理由
転職を迷う理由は、以下があげられます。
・初めての転職で不安
・親からの反対
・パートナーからの反対
初めての転職が不安である
給料の減少や新しい職場になじめない、活躍できるか不安など、初めての転職は不安がつきものです。
なぜなら初めての意思決定だからです。
高校・大学・新卒の就職先も社会が敷いたレールの上を歩いてきたものであり、偏差値で大学を選び、世間体のいい会社を選んだはずです。
多くの人が転職に恐怖や不安を感じているのは何かを手にするからではなく、人生で初めて自分の意思でなにかを手放すからなんです。
親から反対されている
転職に反対した親が、自分の生活費を今後50年分くらい全部出してくれるのならいいのですが、出してくれないのなら無視して自分でしっかりと今後の人生を見極めましょう。
そういうわけには・・という方もきっといるでしょうが、自分ごとで考えましょう。
転職したいという気持ちが強いのであれば、家族の意思を曲げても構わないんです。
どうしても転職を実現したい気持ちがあるのであれば今後の自分の人生について真剣に考えるべきです。
元の仕事に戻って毎日抜け殻のように過ごして不幸になるのか、自分が幸せになってパートナーや家族のために還元していくのかを冷静に判断することが大事です。
パートナーからの反対
パートナーから転職を止められているというお話を聞きますが、転職においての主導権は自分で握っておいてください。
必ず誰にも委ねてはいけません。
転職において引越しが必要だとか年収が大幅に下がるなどの場合は、パートナーへの事前相談は必要かもしれませんが、最終的に転職を決断するのは自分自身です。
会社で仕事をするのが自分である以上、仕事を続けるかどうかは自分自身の問題のはずです。
パートナーが反対したことろで自分の代わりに会社に行ってくれるわけでもなければ、自分のために素敵な仕事を見つけて来てくれるわけでもありません。
転職を諦めた結果、業績不振になり会社を解雇されて困るのはパートナーです。
仕事の悩みやストレスは自分にしか理解できないのですからパートナーを幸せにするためには自分自身がしっかりとしないといけません。
では、次に転職の考え方をお伝えします。
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2. 転職の考え方
転職の目的と軸を決める
転職の目的を考え、自分は何の為に転職したいのかを言語化することです。
そして、言語化する上で必要になってくるのが自己分析です。
転職には常に、夢、年収、待遇、業界、業種、家族などの様々な意思決定の要因があるわけですが転職活動の第一歩は、転職を決断する上で得たいものや優先順位を言語化して明確にすることがポイントになってきます。
転職先が希望条件を100%満たしてくれることはほとんどありません。
年収を取るか、休みを取るか、勤務地を取るか取捨選択は転職活動において必要になってきますから目的と軸にあった転職活動をするようにしてください。
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3. 転職の軸がない場合
自己分析をする
目的や軸がない場合をお伝えします。
以下の3つの観点から整理してみてください。
・過去の自分の選択軸を振り返る
・将来の理想像を考える
・現在の自分の立ち位置を考える
過去の選択軸を振り返る
高校→大学→新卒企業→現在と各ステージごとで決断をしてきた判断軸と理由を2~3個書きましょう。
ポイントは、何故その判断軸で選択してきたのかと縦に深掘りしていくことが重要です。
将来の理想像を考える
なりたい姿・ありたい姿について仕事、プライベートの観点から考えましょう。
30代、40代、50代、60代の理想像をできる、できないは関係なく自分が思う理想を紙などに記載してください。
ポイントは、仕事とプライベートを分けて記載するとよりビジョンが描きやすいです。
現在の自分の立ち位置を考える
自分がどの立ち位置にいてメインスキルは何かを箇条書きし、過去と将来の自分の姿から次のステージで「得たいこと」と「その理由」を書きましょう。
得たいことは最低3つ、その理由はそれぞれに2つ以上書いてください。
転職活動は、取捨選択をしていかなければいけない状況がありますので得たいことを優先順位をつけて記載することをおすすめします。
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4. 年代別の転職の考え方
20代後半の転職
中途採用・転職市場において年齢という面で最もニーズが高いのは、27~28歳を中心とする20代後半です。
理由は2つあり、1つ目は基本的なビジネススキルを身に付けていて、ある程度責任感のある役割を経験している点。2つ目は柔軟性があり新しいことにも挑戦したい、変化に対応することができる年齢であるという点です。
企業から見ればバランスの良い人材ということです。
経験やスキルが多少不足していてもポテンシャルを重視している企業は多くあります。
これらの理由から20代後半の方は中途採用・転職市場においてニーズが高いのです。
経験やスキルを活かした転職にするのか、別の分野へ転職するのか、自分にマッチする道を自己分析をした上で選択しましょう。
30歳前後の転職
30歳前後あたりからは、マネジメント経験、プロジェクトを主導した経験など何らかのスキルを持っているかどうかが注目されるようになります。
入社後、すぐに活躍してもらえるようなポテンシャルを持った求職者を採用するケースが多いということです。
どのような環境でスキルを活かしていきたいのかを考えましょう。
ジョブホッパーの経験がある方は、なぜ職を変える必要があったのか相手が納得できる理由を持っておくことがポイントです。
30代後半の転職
30代後半になると転職の難易度がアップします。理由は、実績やスキルを重要視されるからです。
転職ができないわけではなく、求人の選択肢が少ないのも事実です。
他の年代よりも即戦力、マネジメントスキル、柔軟性を重視されますので、忘れている過去の経験を思い出して棚卸しを行い整理しておきましょう。
転職先の企業にマッチするスキルがあるのであれば面接で話せるよう言語化しておきましょう。
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5. まとめ
最後に要点をまとめてみましょう。
・他の誰にも転職の意思決定を渡さない。
・転職をする目的と軸を固める。
・年齢が上がっていくほど転職の難易度は高くなる。
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6. 転職を考えている方!これから始める方へ
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