転職活動において、内定を獲得できる確率は応募者のうち約3割と言われています。つまり、同じ求人に応募した10人のうち、内定をもらえるのはたった3人。それほど狭き門をくぐり抜けるためには、面接の一つひとつのフェーズで「差」をつけることが重要です。
その中でも、多くの求職者が軽視しがちなのが「逆質問」です。面接の最後に必ずといっていいほど訪れるこのフェーズ、実は合否を左右するほどの重要な場面であることをご存知でしょうか。
「特にありません」と答えてしまったり、ネットで調べた当たり障りのない質問をそのまま使ってしまったりしていませんか?それでは、せっかくここまで積み上げてきた面接の評価を自ら崩してしまうことになりかねません。
本記事では、直近1ヶ月で約70名の面接を担当した弊社代表・高野が、逆質問でやりがちなミス・効果的な質問・実際に印象に残った質問例を余すことなく解説します。ぜひ最後まで読んで、面接本番で周りに差をつけ、内定を掴み取りましょう。
1. 最後のチャンス
逆質問とは、面接の際に候補者側から企業側に尋ねる質問を指しています。面接官から「こちらからは以上ですが、○○さんから何かありますか?」という質問が出るタイミングは、面接の終わりを示しており面接官の中で候補者の合否が出ている可能性が非常に高いです。つまり、面接の評価が悪かった人にとっては、ここが最後の一発逆転のチャンスなのです。
2. 質問をすることが目的ではない
直近1ヶ月で約70名の方を面接させていただいた私が、逆質問で「ありがちなミス」「なにを聞くべきか」についてご紹介をしていきます。
まず逆質問でありがちな一番やってはいけないミスは、その後話を展開することができない質問をすることです。たとえば、「御社の事業の成長性について教えください」「市場の競合優位性はどうですか」といった質問は、面接官は回答できますがそこから候補者側が話を展開していくのが難しいです。多くの場合、面接官の回答に対して「ありがとうございます」と話がそこで終わってしまいます。特に学生はビジネスの経験がないので話を広げていくのが難しいと思います。
逆質問は、あなたが面接官と会話ができる質問でないと意味がありません。聞くこと(=逆質問すること)が目的ではなく、会話をすることが目的です。ネットや対策本の情報を間に受けただけの質問をするのはやめましょう。
3. 効果的な質問
では、どのような質問が有効なのでしょうか。答えはありませんが、「会社」ではなく目の前の「面接官」に興味を持つことがポイントです。当たり前の話ですが、面接官も「人」です。「○○さんにとって、○○会社はどんな場所ですか?」「○○さんが社内で一番尊敬する人はどんな方ですか?」といった「人」にフォーカスをあてた質問は面接官も話をしていて楽しいです。そして、その話の中に落ちているトピックは展開が容易なため、その話から深く掘っていくことが大事です。共感してあなた自身の想いも語ることができればより良い印象を与えることができます。
面接官の回答に「ただ聞くだけ」で終わってしまう逆質問なら、しないほうが良いです。
4. 印象に残った質問
これまでの面接経験の中で印象に残っている質問は、「高野さんはなんで○○社を選んだのですか?」「入社して1年目から活躍するためには今から何に取り組んだら良いですか?」です。これらの質問は僕が面接官として話をしていて楽しかったですし、候補者側としてはHPにも載っていない会社の魅力や内部事情を引き出すことができます。
逆質問は、面接で必ず行われるフェーズです。優秀そうに見せようとする必要はありません。企業に対して純粋に興味を持っていれば、自然と質問が出てくるはずです。
世の中にありふれた聞こえの良い一般的な綺麗事はいりません。「面接官(=人)」にフォーカスをあてて、キャッチボールが続く質問をしましょう。
