最終更新日:2026年1月28日
「面接では具体的にどういう質問をされますか?」「M&A業界特有のひっかけ質問はありますか?」「未経験でも納得感のある志望動機を作るには?」
M&A業界の面接に臨むにあたって、こうした不安を抱くのは当然のことです。平均年収が高く、プロフェッショナルが揃うこの業界の面接は、他業界とは一線を画す厳しさがあります。
この記事では、最新のM&A業界の面接事情を紐解き、一次面接で面接官が「どこを見ているのか」を徹底解説。さらに、突破に不可欠な「2つの核心的質問」に対する好ましい回答の作り方をご紹介します。
目次
1. M&A業界の一次面接の現状
採用のハードルはかつてないほど高まっている
現在、M&A業界への志望者は急増しており、人事担当者が捌く候補者数は膨大です。それに伴い、選考の現場ではある「変化」が起きています。
それは、一次面接の選考基準が以前よりも格段に厳格化・慎重化しているという点です。二次面接以降を担当する社長や役員、部長陣から人事部へ「現場と乖離した人材を上げないでくれ」「より即戦力性の高い候補者を見極めてくれ」という強いオーダーが出ているためです。
面接官がチェックしている「再現性」
一次面接では、以下のような視点であなたの「営業実績」が深掘りされます。
面接で見られる営業実績のポイント
- ●新規営業経験者の場合: 「どのようなリストを作成し、どういうロジックでアプローチし、数字を上げてきたのか?」という具体的なプロセス。
- ●ルート営業経験者の場合: 「信頼関係を維持してきた手法に加え、新規開拓が必要なM&A業界で、どのような新しい戦略を持って臨むつもりか?」という攻めの姿勢。
採用担当者は、あなたの過去の実績に「再現性」があり、自社に入社した後も同様に、あるいはそれ以上に活躍できる人物かどうかを、質問を通じて冷徹に判断しています。
2. 一次面接を突破する方法
開始2分で「この人は違う!」と思わせる
実は、面接の勝負は序盤で決まります。入室の瞬間から自己紹介までの約2分間で、「この子はイイな!」と思わせることができれば、その後の展開は圧倒的に有利になります。
優秀な採用担当者ほど、直感と論理の両面で「自社に合うかどうか」を瞬時に見極めています。ここで好印象を与えられると、面接官は「落とす理由を探す」のではなく、「どうすれば二次面接を通過させてあげられるか」という味方の立場に変わります。
場合によっては、面接官の方から「次の役員面接を通過するためのコツ」や「社長が好むキーワード」をこっそり教えてくれることすらあります。人事部も採用目標を追っているため、「絶対に逃したくない優秀な人材」だと思わせることができれば、選考は半分合格したようなものです。
3. 核心的質問①:「なぜM&A業界なのか?」
質問:「あなたはなぜM&A業界を志望していますか?」
「綺麗な回答」は採用担当者を飽きさせている
「社会貢献がしたい」「経営者の力になりたい」「スケールの大きな仕事で成長したい」……。こうした耳当たりの良い回答は、採用担当者は一日に何度も聞いており、正直「飽き飽き」しています。上っ面の言葉を並べても、プロの面接官の心には一ミリも響きません。
あなただけの「ストーリー」を語る
面接官が本当に知りたいのは、あなたの「理想とする将来像」や、内側から湧き出る「素直な思い」です。綺麗事ではなく、あなた自身の人生の文脈から出た言葉であれば、それは強い説得力を持ち、面接官を「唸らせる」回答になります。
4. 核心的質問②:「なぜ弊社なのか?」
質問:「なぜM&A業界の中でも弊社を志望していますか?」
「他社でもいいのでは?」という疑念を払拭する
この質問に対し、ホームページに書いてある程度の情報で返してしまうのは致命的です。各社のビジネスモデル、成約実績、手数料体系(株価レーマン方式かどうか等)、さらにはSNSや社員のインタビュー記事まで、今や情報は溢れています。これらを調べ尽くしていないのであれば、面接官から「本気でうちに来たいわけではない」と見なされても仕方がありません。
人生をかけた「プレゼン」と「プロポーズ」
この質問への回答は、もはや「プロポーズ」と同じです。なぜ数ある仲介会社の中で、あなたの会社でなければならないのか。自分の人生の時間をこの会社に投資したい理由は何なのか。「徹底的に調べ尽くし、自分の価値観と会社のビジョンをストーリーで繋げる」。自分の人生をプレゼンしに行くつもりで臨み、相手の会社への「愛」を具体的に語り尽くしてください。その熱量こそが、最難関の選考を突破する最後の決め手となります。
5. まとめ:面接突破のためのチェックリスト
M&A業界の面接突破ポイントまとめ
| ✔ | 一次面接は最大の関門
以前よりも慎重かつシビアに「再現性」が見られていることを自覚する。 |
| ✔ | 第一印象で圧倒する
開始2分で「自社に必要な人材」だと確信させる振る舞いと清潔感を徹底する。 |
| ✔ | 独自ストーリーの構築
志望動機に「自分の人生」を乗せ、面接官の記憶に残る回答を用意する。 |
| ✔ | 徹底的な企業研究
他社との違いを明確にし、「プロポーズ」の覚悟で細部まで調べ尽くす。 |
6. M&A業界への転職を成功させるために
M&A業界への転職は、あなたの市場価値を劇的に変える可能性を秘めています。しかし、その準備を一人で行うには限界があります。
- ● 「自分の実績でストーリーが作れるか不安」
- ● 「各社の社風や、面接官ごとの対策を知りたい」
- ● 「非公開の求人情報を確認したい」
そのような方は、ぜひ一度M&A業界に精通したキャリアアドバイザーにご相談ください。あなたの挑戦を全力でサポートいたします。

