M&A業界
2025.07.18

市場価値を高めたい- キャリアを逆算して導いたM&A業界という選択

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Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は、株式会社M&A総合研究所に転職を決められた西川さんにお話を伺いました。

西川さん
香川県出身。東京理科大学を卒業後、大手鉄道会社の総合職として入社。2022年1月に大手人材総合サービス企業に転職し、未経験で営業の道へ。現在は株式会社M&A総合研究所でM&Aアドバイザーとしてのキャリアをスタート。

楽しみながら学ぶ経験

ー 本日はM&A総合研究所に転職された西川さんにお話を伺っていきます。西川さん、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ー 早速ですが、西川さんは子供のころはどのように過ごしていましたか?

常に外で遊んでいる子供でした。3つ上に姉がいるのですが、姉はどちらかというと家や家族と過ごすことが好きだったのに比べて、私は友達と過ごす時間が多かったです。母の勧めでバレエやバイオリンなどの習い事を始めましたが、小学生から高校生まで続いたのは、漫画の「テニスの王子様」に憧れて始めたテニスだけでした(笑)

ー そのほかに熱心になったことはありましたか?

強いていうなら勉強でしょうか。個人的には県民性なのではないかと思っているのですが、当時は周囲に勉強熱心な家庭が多かったんです。その影響もあり、私も小学生の時に塾に通いはじめました。

小学生の時には、勉強で順位がつけられることはなかったのですが、中学生でテスト順位が出るようになってからは、今まではなかった「負けたくない」という気持ちに火がつくようになりました。

ー 負けず嫌いだったのでしょうか?

きっとそれもあるのですが、順位や点数といった数値で可視化されると、やる気にスイッチが入るのだと思います。母がそんな様子を見て、勉強で成果が出せればご褒美をもらえる制度を用意してくれて、さらに頑張ることができました。努力の甲斐もあり、県内で一番偏差値が高い公立高校へ入学することができました。

ー お母さまの素敵なサポートがあったのですね。

うまく私をコントロールしてくれたのだと思います。勉強を頑張るようになってからは、答えを導き出した時のパズルが解けるような感覚がとても楽しくて、みるみるうちにハマっていきました。
同時に努力が順位という結果に表れて、自身の成功体験にも繋がりました。

ー その後の進路について教えていただけますか。

高校卒業後は、1年浪人をして東京理科大学に入学しました。

本当は現役で京都大学を目指していたのですが、現役で合格できず、翌年再受験しましたが、希望は叶いませんでした。当時は同級生たちが、現役で自分が目指していたレベルの大学に合格しているのを見るのがとても辛く、浪人時代は人生で初めて挫折を味わった時期でした。

ー 新卒ではなぜ鉄道会社に?

大学院へ進むかを迷っていたのですが、一度就活を始めてみたところ、とんとん拍子で進んでいったこともあり、そのまま就職を選びました。

大学入学時から漠然とではありますが、「普遍的に求められる仕事をしたい」と考えており、就活でもそれを軸に活動していました。選考過程でゼネコンと迷っていましたが、女性が働き続ける環境があるか等を比較し、最終的に鉄道会社に入社することを決めました。

新卒で感じたギャップ

ー 入社後はどのようなことをされていましたか。

鉄道会社の建設部門の総合職として入社をして、事業規模約1000億の開発工事の案件に携わっていました。社内外の関係各所の調整や、工程管理等を行いましたが、入社当初より大手ゼネコンの決済者とのやりとりなども多かったため、新卒ながらかなり度胸は鍛えられたと思います。

 ー 人材総合サービス企業への転職のきっかけはどんなことだったのでしょうか?

きっかけは、様々なギャップの中でも特に大きかった「年収のギャップ」でした。年功序列の気質もあったので、就職活動の時に想定していた年収に届くまではかなりの時間がかかることに気付いてから、ここの会社での自身の市場価値が適正なのかを知りたくなり、転職活動を始めました。

ただ、人間関係も職場環境も良かったので、転職を何度も思いとどまり、最終的に3回目の活動の2022年に人材総合サービス企業へ転職しました。

ー 未経験で営業職として入られたとのことですが、いかがでしたか?

企業の中にいくつか領域があり、その中でもホテルや旅館のオーナーといったハイレイヤー層の方と関わりたいと思い、旅行の事業部を希望して入社しました。

営業は初めてでしたが、前職時代に培った取引先の上層部の方との交渉力を活かせることができたので、その点では苦労は少なく済んだかもしれないです。転職時は誰もが知る企業からの転職だったので、親には反対をされたのですが、転職後はいろんなバックボーンの人と働くことで自分の人生の幅が広がったと感じたので、決断してよかったと思っています。

キャリアの逆算から導く選択肢

ー そこからなぜM&A業界に?

30歳を目前にして今後の自身のキャリアを振り返り、自分がなりたい姿を改めて考える機会がありました。女性の営業としてキャリアを逆算した時に、今がタイミングだと思い、2024年の6月頃から転職活動を始めました。

始めたころはM&A業界は受けておらず、副業で行うような個人のM&Aに多少の興味を持っているぐらいでした。様々な企業の面接を受け初めたタイミングで、Right Brothersの藤井さんからスカウトでメッセージをいただいたんです。

藤井さんとの面談では、M&A仲介の仕事を詳しく教えていただき、自分の中で「頑張ったらできるかもしれない」という気持ちが芽生え、M&A仲介企業も受けていくことにしました。

ー 働き方で迷っていたとお聞きしたのですが、具体的に教えていただけますか。

当初は個人の事業と両立するために、リモートワークなどの働く環境を重視してSaaS業界を受けていました。ところが、転職活動を進めていくうちに、頑張り次第で成果がすぐわかる方が、市場価値を短い期間で引き上げられる可能性が高いと感じ、徐々にM&A業界へ方向転換していきました。

副業との両立ではなく、本業に全力を尽くそうと思えたのは、夫の理解と協力があってこそだったので、とても感謝しています。

ー それで最終的にM&A総合研究所へ入社を決められたのですね。

最後までどのような働き方をするかを迷っていたのですが、最終面接で代表の佐上さんとお話しする機会をいただいたのが、とても大きかったです。

面接の時間では、業務で使うツールを見せていただき、私からは聞きにくいようなことも佐上さんの方から開示してくださいました。その対応にとても誠実性を感じましたし、代表自身が現場の業務フローなどを事細かに把握していて、教えていただくことができたので、実際に自分が働いたときのことを具体的に想像することができました。

働いていく環境や実務面の不安がクリアにならなかったら、まだ迷っていたかもしれませんが、やっていけるという確信が持てたので入社を決めました。

ー 弊社の藤井の印象はいかがでしたか?

M&A特化のエージェントということで、どのエージェントよりも詳しかったです。

当初はM&A業界のみに絞っていたわけではなかったのですが、面談後はM&A仲介各企業の業界でのポジションや、強みなどを詳しく知ることができ、興味を強くもつようになりました。M&A総合研究所の最終選考へ進んだ際も、藤井さんが他社の選考スピードに合わせて代表の佐上さんの予定を調整していただいたのもありがたかったです。

ー 貴重なお話をありがとうございました。入社後の活躍を期待しております!

こちらこそありがとうございました!

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