更新日:2023/09/27
近年M&Aマーケットはどんどん伸びており、それに伴い参入企業もどんどん増えております。そのためM&A業界を志望する求職者の方から、「どの会社に行けばいいのか分からない」「どうやって企業選びをしたらいいのか?」というご相談をいただく機会が以前より多くなってきました。
今回はM&A仲介の企業選びのポイントについてお伝えしたいと思います。
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目次
1 M&A業界でインセンティブをGETするには
2 M&Aの決まる会社とは
3 M&A業界における優秀な先輩の見分け方
4 M&A業界の企業選びで最も大事なこと
5 M&A業界に転職するならRight Brothers
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◆ M&A業界でインセンティブをGETするには
M&A業界は右肩上がりで市場拡大を続けており、平均年収ランキングでもM&A仲介企業が多くランクインし、1位にもなっています。(東洋経済調べ)
営業マンの皆さんもまずは「お金を稼ぎたい!」という思いからM&A業界を志望する方が多いのではないでしょうか。
| お金を稼ぎたい時にM&A業界の何を見るか?
●インセンティブ料率を見る
インセンティブ料率は会社によって10~50%程度とかなり幅があります。稼ぎたいならばインセンティブ料率の高い会社に行けばいいのでは?と思いがちですが、弊社はインセンティブ料率を見て企業選びをすることはオススメしておりません。なぜならば、インセンティブをもらうにはM&Aが決まらなければいけないため、いくらインセンティブ料率が高くともM&Aが決まらなければ意味がないからです。
| M&Aは難しい
M&Aというのは非常に難しい仕事です。なぜ難しいのかと言うと大きく2つの要因が挙げられます。
1.成約までの期間が長い
M&Aは成約までの期間が非常に長く、平均でも成約までに1年ほどかかります。フェーズも多く、長ければトラブルが起きる過程が多いため1件成約するまでの道のりは非常に険しいものです。
2.関わる人が多い
成約までに様々なフェーズを介すため、関わる人も必然的に多くなります。売り手・買い手双方の意見をまとめていくのは非常に難しく、あらゆるところに気を配りながら業務を進めていく必要があります。
| M&Aでインセンティブをもらうポイント
●インセンティブは決まらなければ入らない
●M&Aは難しい
この2点を踏まえて、インセンティブをもらうにはどうすればよいのか?その答えは明白で「M&Aの決まる会社に行かないといけない」ということです。
そんなことは当たり前と思うかもしれませんが、昨年M&A協会に登録されている約3000社のうち7割の企業が未成約、残り3割の企業も年間で1件しか成約していないという驚くべきデータがあります。つまりほとんどの企業がインセンティブをもらえる環境ではないということが分かります。裏を返せばM&Aというのはそのくらい難しい仕事だと言えるでしょう。
◆ M&Aの決まる会社とは
| M&Aの決まる会社とは何か?
M&Aの決まる会社、それはズバリ成約を決めてくれる先輩がいる会社です。M&A業界は入社する9割が未経験であり、最初はアポ取りしか仕事がありません。そのアポを取ることも難しいですが、取ったアポを知識のない新人が営業に行ってももちろんうまくいく訳がない。そのため、できる先輩と同行して成約を決めてもらうことが非常に重要なのです。
| M&Aの仕事はブランドではなく個人勝負
洋服などを選ぶ時に信頼感からブランドで選ぶことは多いかと思いますが、M&Aの仕事は違います。M&Aをお願いする経営者の方々は「OO会社に任せよう」ではなく、「OOさんに任せよう」というように信頼ある個人への依頼するケースがほとんどです。つまり実績のある=信頼のある先輩がいなければM&Aを決めることは非常に難しいと言えるでしょう。
◆ M&A業界における優秀な先輩の見分け方
ではどうやって優秀な先輩を見極めればいいのか?
最も簡単な先輩の見極めポイントは、「ディール成約数が多い」ということです。加えてディールを自分で完結させている経験が非常に大事であり、よく「ディールに関わってきた」という表現をする方がいますがこれはNGです。
10件の成約で1人前と言われる業界の中で、20件以上成約している人は業界でも数少ないでしょう。なのでディール成約数が多く、クローズさせた件数が20件以上ある人の下で働くことが、皆さんのM&Aライフを成功させる近道であることは間違いありません。いくら皆さんが優秀なスキル・ポテンシャルを持っていても、いい上司・先輩に出会えなければM&Aライフはあまりいい方向に進まないと言えるでしょう。
◆ M&A業界の企業選びで最も大事なこと
●自分の上司は誰になるのか
●教えてくれる人は誰なのか
弊社としてはこの2点だけを見てM&A業界への転職を考えてほしいと思っています。「一気に色々な企業を受けて受かったところに行こう!」という安易な考えでM&Aへ転職するのは絶対にやめてください。
今の日本は採用がマネーゲーム化しているため、残念ながら採用への投下資金が多い企業(いわゆる大手企業)が採用に勝つ仕組みになっています。つまり我々のようなエージェント業者は手数料をたくさんくれる企業に求職者を紹介して利益を得ようとするため、一般的なエージェントは紹介する企業がちゃんとした企業なのかをろくに確認もせず、手数料の高さを基準に紹介するケースが非常に多いです。
そのため入社後のミスマッチが起こりやすくなっているのが現実です。M&A業界に参入してくる企業が多いため、一昔前よりも業界に入ることは簡単になってきていますが、入り口を間違うと不幸なM&A人生を送ってしまうことになります。ですので細心の注意を払って会社を選ぶようにしましょう。
◆ M&A業界に転職するならRight Brothers
弊社は入社後のミスマッチがないよう、求職者の方に合った実績のある先輩がいる企業を1社選び抜いてご支援をさせて頂きます。M&A業界の企業選択で迷われている方、M&A業界を志望される方は、ぜひRight Brothersにご相談ください。弊社は代表の高野をはじめ、M&A業界をよく知るコンサルタントが複数在籍しており、最適な転職先をご提案可能になっております。是非「問い合わせフォーム」より一度ご連絡ください。