2022.11.15

M&Aとは?10分でわかるM&Aの基本を業界出身者が徹底解説

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M&A業界とは?ということを皆さんにお伝えします。M&A業界は実際、何の業務をするところなのか、どんな企業・会社なのかというM&Aの基本をわかりやすく徹底解説していきます。

<目次>
1 M&Aとは
2 日本におけるM&A
3 M&Aは景気に強い
4 M&Aにおける日本とアメリカの違い
5 M&A仲介会社の仕事
6 M&A市場の動向
7 まとめ
8 M&A業界へ転職を考えている方

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1. M&Aとは

 

M&Aとは

M&A(エムアンドエー)とは「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略です。
M&Aの意味は、企業の合併・買収のことで、2つ以上の会社がひとつになったり(合併)、ある会社が他の会社を買ったりすること(買収)になります。
簡単に言うとM&Aは、会社の買収・合併を言います。

 

敵対的買収(TOB)とは

M&Aは欧米の文化が日本に入ってきて現在の形となっています。欧米のM&Aは「敵対的買収」という方法が多いです。敵対的買収は、お金で強制的に会社を買収することになります。

これでは、日本のM&Aはうまくいかないことから、敵対的買収に対して日本のM&Aは「友好的M&A」と呼ばれています。

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2. 日本におけるM&A

 

友好的M&Aとは

友好的M&Aは、日本M&Aセンターが30年前から作ってきた文化になります。バブル・団塊の世代が事業を引退する時に、どうなるかを予測していたのが日本M&Aセンターでした。

現在、日本の420万社もの会社がある内の99%は中小企業になります。そして、2025年に経営者が70歳以上になり、後継者不足になる会社が120万社に上ると言われています。

この状況を見据えて「友好的M&A」という文化が作られてきました。

 

友好的M&Aの目的

友好的M&Aの目的は、非流動の株式を未上場企業が買ったり、株式が流動していない、上場していない会社をM&Aで買収し、非上場の会社を買収し成長していくことにあります。

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3. M&Aは景気に強い

 

M&A市場

年間、公表されているM&Aだけでも4,000社あります。非公表のものも含めると、年間1万件のM&Aが行われています。
日本にM&Aが浸透したことで、M&A市場は景気に関係なく、年々右肩上がりになっています。

また、M&A業界は景気に強いビジネスモデルになっており、不景気になると会社を売却する経営者が増えM&A市場は伸びていきます。

逆に景気が良くなると金利が下がり、お金を多く借りることが可能になります。つまり、景気が良くなった場合でも借りたお金で買収する企業が増え、M&A市場は伸びていきます。

年間1万件のM&Aに対して、後継者不足になる中小企業は120万件あり、追いついていないのが現状です。そして、M&Aの需要が高いため、M&A仲介会社が儲かるという状況になっています。

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4. M&Aにおける日本とアメリカの違い

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日本のM&Aマーケット市場

日本とアメリカのM&AにおけるGDP(国内総生産)を比較した時、何倍と離れています。

日本はアメリカに比べM&AにおけるGDPは低いですが、アメリカのようになることが予想されており、日本のM&Aマーケットは大きくなっています。

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5. M&A仲介会社の仕事

 

FAとM&A仲介会社

欧米のM&Aは、FA(ファイナンシャル・アドバイザー)が担当していました。しかし、日本のM&Aは、これでは成立することがありません。

そこで2社の間の取り持ってM&Aを成立させるのがM&A仲介会社になります。仲介会社のコンサルタントが売り手・買い手の間に立ってM&Aを進めていくのが、日本のM&A仲介会社になります。

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6. M&A市場の動向

 

新参入のM&Aビジネス

他の市場と同じく、マーケットが伸びている場所に人は集まってきますが、M&A業界も同様、市場が伸びているため、今後も会社とプレイヤーが増えていくことが予想されます。

M&Aの高い需要に対して、M&A仲介会社は2,000社ほどしかありません。これまでは、M&A仲介専門の会社が多かったですが、今後はプラットフォーマーがM&Aビジネスに参入してきます。

プラットフォーマーとは、経営者とのネットワークを持っている会社になり、営業に付随してM&Aの提案ができます。

これからは、M&A業界に参入してくる会社が増加し、ライバルが増えてくると予想しています。各社、競争が激しくなっていくことが予想されるため、より案件獲得の準備が必要になってきます。

案件獲得の方法は以下の記事をご覧ください。

 

令和時代のM&A案件獲得の方法

M&A 案件

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7. まとめ

最後に要点をまとめてみましょう。

ポイント

・日本のM&Aは「友好的M&A」
・M&Aは景気に強いビジネスモデル
・M&A市場は大きくなっている
・売り手・買い手の間に立ってM&Aを進めていくのがM&A仲介会社
・案件獲得の準備が必要になる

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8. M&A業界に転職を考えている方へ

 

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【この記事の監修者】

 

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